“煙草や飲酒は結婚前に伝えるべきか？”
平山貴玖仁結論から申し上げますと、煙草や飲酒の習慣は結婚前に正直に伝えておくことを強くおすすめします。
これらは単なる好みの問題ではなく、**「健康」「家計」「生活環境（匂いや汚れ）」**に直結するため、結婚生活における重要な価値観のひとつと捉えられるからです。
伝えるべき理由と、切り出し方のポイントを整理しました。
1. なぜ「事前」に伝えるべきなのか？
信頼関係への影響
結婚後に「実は吸っていた」「実は毎日かなり飲む」と発覚した場合、習慣そのものよりも**「大事なことを隠されていた」という不信感**が大きな溝になります。隠し事は、将来的に他の隠し事を疑われる原因にもなりかねません。
価値観の不一致を避ける
特に煙草に関しては、非喫煙者にとって「生理的に受け付けない」「子供への影響が心配」という切実な問題です。
- 煙草： 婚活市場では「非喫煙」が圧倒的に有利というデータもありますが、だからこそ隠して結婚すると、後に離婚事由や大きな争いの種になるリスクがあります。
- 飲酒： お酒は「一緒に楽しめる」というポジティブな面もありますが、量や頻度、酔った時の態度は生活リズムを左右します。
生活設計（お金と健康）
毎日1箱吸う、あるいは晩酌を欠かさない場合、月に数万円単位の支出になります。共働きや家計を一本化する場合、このコストを許容できるかは事前の合意が必要です。
2. 伝えるタイミングと方法
重苦しく「告白」するのではなく、日常の会話の中で自然に切り出すのがスムーズです。
- 切り出し方の例：「これから一緒に生活する上で、お互いの生活習慣についても話しておきたいなと思って。実は私、お酒（または煙草）をこれくらい嗜むんだけど、〇〇さんはどう思う？」
- 伝えるべき3つのポイント：
- 頻度と量： 「週に何回」「1日に何本」といった具体的な数字。
- マナーへの意識： 「家では吸わないようにしている」「外で友人との時だけ」など、相手を配慮している姿勢。
- 今後の意向： 「結婚したら控えようと思っている」のか「今後も変えるつもりはない」のか。
3. もし相手が「NO」と言ったら？
伝えた結果、相手が難色を示した場合は、**「歩み寄れるライン」**を話し合うチャンスです。
- 「ベランダでも煙草はNGか？」
- 「お酒は週末だけならOKか？」
ここで妥協点が見つからない場合、無理に隠して結婚しても、遅かれ早かれお互いが苦しくなってしまいます。
たかが、「煙草、飲酒だ」と隠し事をする人は他の事も内緒にしてるのでは？とお互いの信頼関係も失います。いつまでも続く結婚生活を考えると隠し事はしないことをお勧めいたします。
