“現実的な理想の見つけ方は？”
平山貴玖仁現実的な理想の見つけ方ですね。これは、婚活を成功させるために非常に重要なステップです。
理想を「絶対に譲れない条件（Must）」と「できれば欲しい条件（Want）」に分類し、現実とすり合わせるアプローチが有効です。
ステップ1：現状の理想を全て書き出す
まず、現在頭の中にある「理想の相手像」を、細部にわたって全てリストアップします。
（例：年収〇〇万円以上、身長〇〇cm以上、長男以外、実家暮らしでない、趣味が合う、優しい、マメに連絡をくれる、など）
ステップ2：リストを「Must」と「Want」に分類する
書き出した項目を、以下の基準で分類します。
| 分類 | 基準 | 具体例 |
| 【Must】 | それがなければ、一緒に生活できない・愛せないという核となる条件。（数は最小限に抑える） | 性格の核となる部分（例：誠実さ、金銭感覚の一致）、家族計画（例：子どもが欲しい・欲しくない）など。 |
| 【Want】 | あれば嬉しいが、なくても一緒に幸せになれる条件。（大半の項目がこれに入るべき） | 年収、身長、学歴、居住地、趣味、休日の過ごし方、料理のスキルなど。 |
ステップ3：【Must】条件の現実性を検証する
【Must】に分類した条件について、以下の問いで自問自答し、本当に譲れないか再検証します。
- 「なぜ、それが必要なのか？」：その条件がないと、自分の何が満たされないのか？
- 「もし、その条件を満たさないけれど、他が完璧な人が現れたら？」：それでも断るのか？
- 「自分の市場価値と釣り合っているか？」：その【Must】を満たす相手が、自分をパートナーとして選んでくれる可能性は高いか？
特に、年収や外見などのスペックは【Want】に移動できないか検討し、【Must】は多くても3～5つ程度に絞り込みましょう。
ステップ4：【Want】条件を優先順位付けする
【Want】条件の中から、特に優先度の高いものに印をつけます。
- （例） 理想は「身長175cm以上」だが、それよりも「価値観が近いこと」のほうが重要だ、など。
ステップ5：行動の中で「理想」を修正する（現実とのすり合わせ）
実際に多くの人と出会い、デートを重ねる中で、自分の本当の理想が明確になります。
- 初期設定の理想：「優しい人がいい」
- 現実とのすり合わせ：実際に優しい人と会うが、「優しすぎて頼りなく感じる」ことに気づく $\rightarrow$ 真の理想：「精神的に自立していて、いざというときにリードしてくれる人がいい」に修正。
婚活は、自分探しの旅でもあります。理想は固定するものではなく、出会いを通して常にブラッシュダウンしていくものだと考えると、柔軟に行動しやすくなりますよ。
