“差がつくお見合い申し込みの方法とは？”

2025年10月3日 2025年10月3日

平山貴玖仁

アプリを使用せずにもう一度試す

結婚相談所におけるお見合いの申し込みは、ただ数をこなすだけでなく、「質」と「戦略」が重要です。ライバルに差をつけ、お見合い成立率を上げるための具体的な方法を解説します。

1. 申し込み「前」の準備で差をつける

お見合いが成立するかどうかは、相手があなたの「プロフィール」と「希望条件」を見た瞬間に決まります。

相手が「会いたい」と思う最大の決め手はプロフィールです。

写真：プロのカメラマンに依頼した、明るく清潔感があり、笑顔の写真を使う。自撮りや暗い写真は避ける。できれば、趣味やライフスタイルが分かるサブ写真も設定する。
自己PR文：
- ネガティブな表現は一切避ける。「一緒にいると楽しそう」「温かい家庭を築けそう」といった未来への期待が持てる文章にする。
- 仕事は具体的な内容ややりがいを簡潔に。
- 趣味は具体的に書き、相手との共通の話題になりそうなものを強調する（例：「カフェ巡りが好き」→「特に休日は、落ち着いた雰囲気のブックカフェで読書をしながら過ごすのが至福の時間です」）。
- カウンセラーに相談し、客観的な魅力が伝わるか添削してもらう。

やみくもに申し込むのではなく、確率を意識して申し込み先を調整します。

ゾーン	特徴	申し込み件数の目安	理由
理想ゾーン	年齢・容姿・年収・学歴など、全て希望通りの相手。ライバルも多い。	全体の2〜3割程度	成立率は低いが、挑戦は続けるべき。
現実ゾーン	絶対に譲れない条件は満たしつつ、一部条件を緩めた相手。自分と釣り合うと客観的に判断できる層。	全体の5〜7割程度	成立率が高いため、このゾーンで出会いの数を確保する。
可能性ゾーン	一部の条件が希望から大きく外れるが、プロフィール文などに魅力を感じた相手。	残り	思わぬ良縁につながる可能性がある。

Google スプレッドシートにエクスポート

多くの会員は定型文での申し込みも可能ですが、コメントを工夫することで、相手に「自分宛てのメッセージだ」と感じさせ、承諾率を高めます。

定型文だけの申し込みは流されがちです。相手のプロフィールをしっかり読み込み、興味を持った具体的な点に言及しましょう。

NG例（定型文）	OK例（個別メッセージ）
「はじめまして。プロフィールを拝見し、ぜひ一度お会いしたいと思いました。よろしくお願いします。」	「はじめまして。〇〇様の『休日は神社巡りをして心を整えています』という言葉に、私も共感いたしました。私も古都の静かな雰囲気が好きで、ぜひ一度お茶をしながらお話しできたら嬉しいです。よろしくお願いします。」
	「はじめまして。介護のお仕事、大変だと思いますが、プロフィールを拝見し優しくて責任感の強い方だと感じました。よろしければぜひ一度お会いしたいです。よろしくお願いします。」

【ポイント】

「なんの取り柄もないですが...」「もしよろしければ...」といった謙遜しすぎる表現は、受け取る相手にあなたの魅力が伝わらず、かえってネガティブな印象を与えることがあります。誠実さと前向きさを伝えましょう。

お見合い申し込みは、出した後の対応スピードも大切です。

お見合いが成立した際の日程調整は、スピードが勝負です。相手の真剣度が高いほど、早く会いたいと思っています。

希望日時：申し込みの時点で、最低3候補以上の具体的な日時を伝えておくと調整がスムーズです。（例：今週土曜14時以降、日曜終日、来週水曜19時以降）
日程調整の即レス：成立・不成立の返事はもちろん、日程調整の連絡に対しても即レスを心がけましょう。相手に「真剣に活動している」という印象を与えられます。

一般的に、結婚相談所では**「10〜15件申し込んで1件成立」**すれば良いと言われます。

もし成立率が低いと感じたら、まずは申し込みの総数を増やしてみましょう。数をこなすことで、「会える確率の高いゾーン」を把握し、戦略の精度を上げることができます。

これらの戦略と細やかな配慮が、お見合い成立という最初のステップで大きな差を生みます。ご自身のカウンセラーと密に連携を取りながら、積極的に活動を進めてください。