“誘いの正解:丸投げから具体案へ”

本当に会いたい相手に対しては、「どうする?(何したい?)」と相手にボールを投げて考えさせるよりも、「いついつに、これをしませんか?」と具体的に提案する方が、誠実さも熱意も伝わります。

なぜ「具体案+しませんか?」の方が良いのか、いくつかの視点で整理してみました。


1. 相手の「決断コスト」を減らせる

「どうする?」という問いかけは、一見相手を尊重しているようでいて、実は「場所選び」「内容決定」「日程調整」という思考の負担を相手に丸投げしている側面があります。 具体的な提案があれば、相手は「YesかNoか(あるいは日程調整か)」を考えるだけで済むので、心理的なハードルがぐっと下がります。

2. 「本気度」と「優先順位」が伝わる

具体的な日時や場所を提示することは、「あなたのために自分のスケジュールを空けている」という意思表示になります。

  • 「どうする?」:空いてたら会おうかな(受動的)
  • 「〇日の19時に〜しませんか?」:あなたと会う時間を具体的にイメージしている(能動的)

この差が、相手に「大切にされている」という安心感を与えます。

3. 会話が具体的に進みやすい

「どうする?」だと会話が流れてしまいがちですが、具体的な提案があれば、たとえその日がダメでも「その日は無理だけど、〇日なら大丈夫」というカウンター提案を引き出しやすくなります。


誘い方の「黄金律」

もし本当に大切に思っている相手を誘うなら、以下のような構成が理想的です。

  • 理由(目的): 「久しぶりに〇〇さんの話が聞きたくて」
  • 具体的提案: 「美味しいイタリアンを見つけたので、一緒に行きませんか?」
  • ピンポイントの日程: 「来週の15日(水)か18日(土)の夜など、いかがでしょう?」
  • 逃げ道の確保: 「もしお忙しければ、また別のタイミングでも大丈夫です」

ポイント 「どうする?」は、すでに関係性が深く、阿吽の呼吸で物事が決まる間柄なら気楽で良いですが、「ここぞ」という場面では、やはり「自分から旗を振る」姿勢が相手の心を動かします。