“会話に行き詰まったときの問いかけの方法は?”
会話が途切れて気まずい思いをしたり、何を話せばいいか分からなくなったりすることは誰にでもありますよね。
そんな時に役立つ、**自然に会話を広げるための「問いかけのヒント」**を整理しました。状況に合わせて使い分けてみてください。
1. 相手の「感情」や「背景」にフォーカスする
事実(何をしたか)だけでなく、その時の気持ちや理由を聞くと、話が深まります。
- 「やってみて、どうでしたか?」
- 感想を聞くことで、相手の価値観が見えてきます。
- 「〇〇を始めたきっかけは何だったんですか?」
- 過去のエピソードを引き出し、会話のボリュームを増やせます。
- 「一番こだわっているポイント(楽しい瞬間)はどこですか?」
- 相手の「好きなこと」の核心に触れる質問です。
2. 「5W1H」を少し具体的にする
「はい/いいえ」で終わらないオープンクエスチョンを投げかけます。
- 「最近、何かハマっていることってありますか?」(What)
- 「普段はどのあたりで活動(買い物、食事など)されてるんですか?」(Where)
- 「お忙しそうですが、お休みの日などはどう過ごされてるんですか?」(How)
3. 「自己開示」+「質問」をセットにする
質問攻めに感じさせないために、自分のことを少し話してから振る方法です。
- 「私は最近、運動不足解消に散歩を始めたんですけど、〇〇さんは何か体を動かしたりされてますか?」
- 「実は私、優柔不断でメニュー決めるの遅いんですけど、〇〇さんはパッと決められる派ですか?」
4. 共通の「現場」にあるものをネタにする
どうしても話題がないときは、今目に見えているものについて触れます。
- 天気・気温:「急に冷え込んできましたね。体調とか大丈夫ですか?」
- 場所・空間:「ここ、落ち着いた雰囲気でいいですね。初めて来られたんですか?」
- 持ち物:「その時計(カバン)、素敵ですね。こだわりがあるんですか?」
困ったときのおまじない:「たちつてとなか」
話題に困ったら、この頭文字を思い出すと便利です。
| 頭文字 | 話題の内容 |
| た | 食べ物(好きな料理、最近行ったお店) |
| ち | 地域(地元、住んでいる場所、出身地) |
| つ | 通勤・通学(移動手段、大変さ) |
| て | 天気(気温、季節感) |
| と | 富(景気)(最近の流行り、仕事の状況) |
| な | 名前(名前の由来、珍しい苗字) |
| か | 体(健康、最近の体調、ジム) |
★一例
「休日、何してます?」→「休日にしてみたいことある?」の方がもりあがります。
お試しあれ♡
会話が止まってしまった時は、「沈黙を埋めなきゃ!」と焦るよりも、**「相手に興味を持って、一つだけ深掘りしてみる」**というスタンスでいると、お互いにリラックスして話せるようになりますよ。


